電子契約・電子取引お役立ち情報|DocYou

企業を守る電子契約―DocYouのアカウント指定方式とは

電子契約サービスが広く普及し、契約や取引のスピードはかつてないほど高まりました。しかしその一方で、誤送信・なりすまし・ランサムウェア感染といったリスクが企業の信頼を脅かしています。

DocYouは、こうしたリスクを「人の注意」ではなく「設計の力」で防ぐために生まれた、アカウント指定方式の電子契約サービスです。利便性を保ちながら、構造そのものに安全性を組み込むことで、“スピードと信頼”の両立を実現します。

DocYouなら、誤送信やなりすましといった不安を解消できます。
「安心して電子契約を始めたい」そんな企業のための信頼を設計したサービスです。

\まずは安心ポイントを知るところから/

資料で詳しくご紹介しています。

誤送信が情報漏えい事故の要因に

約3割の個人情報の取り扱い事故が誤送信によるもの

JIPDEC『2024年度 個人情報の取扱いにおける事故報告集計結果によると事故の事象分類別内訳では『誤配達・誤交付(41.4%)』『誤送信(29.4%)』が上位を占めています。特にメール誤送信を含むこれらのミスは年々増加傾向にあり、国内企業においても喫緊の課題となっています。

出典 一般財団法人日本情報経済社会推進協会 (JIPDEC) プライバシーマーク推進センター
2024年度個人情報の取扱いにおける事故報告集計結果

つまり、3件に1件の事故は、誤送信(宛先の誤りや送信時の操作ミス等)によるものです。メールアドレスの入力間違い、BCC設定ミス、添付ファイルの誤送付。いずれも日常業務の中で誰にでも起こりうる単純ミスですが、その結果として、企業の信頼・顧客関係・ブランド価値が一瞬で失われることもあります。

「注意すれば防げる」という時代は終わりました。今求められているのは、“誤送信が起きにくい設計”です。

誤送信ゼロを目指す設計

DocYouの「アカウント指定方式」でメールアドレスを使わず誤送信を防ぐ

DocYouでは、書類を送付する際にメールアドレスを指定しません。宛先は、あらかじめ登録された取引先アカウントを選択して送付します。

宛先欄に取引先名を入力すると、システムが登録情報をサジェスト表示。担当者は、正しい取引先アカウントをクリックするだけで送付が完了します。

これにより、メールアドレスへの送信と比較して、
・メールアドレスの打ち間違い
・類似アドレスへの誤送信
・添付・BCC設定ミス
といったヒューマンエラーを構造的に低減します。

書類はDocYou内のクラウドでやり取りされ、メール経由での添付送信は行われません。宛先ミスが発生しにくく、ファイルが第三者の手に渡る心配もありません。

DocYouの“アカウント指定方式”は、「人が誤りにくくする」仕組みです。

組織単位で安全性を確保

異動・退職による誤送信を防ぐDocYouの設計

DocYouでは宛先を個人ではなく取引先組織アカウント単位で管理しています。この仕組みにより、退職や異動で組織を離れた人物に誤って機密情報を送信してしまうリスクを根本から防ぎます。

組織アカウントの中でメンバー構成が変更されると、無効化されたユーザーは自動的にアクセス権限が失われ、契約書へのアクセスや通知を受け取ることもできません。

つまりDocYouは、送付先を「人」ではなく「企業組織」として扱うことで、人の異動による情報漏えいを防ぐ“組織的な安全性”を確保しています。

契約の相手が「担当者」ではなく「企業」そのものである。
それが、DocYouの安全設計の基本思想です。

メール非依存でランサムウェア防御

攻撃メール・なりすましメールを構造的に低減

Sophos(ソフォス)が世界17カ国のIT担当者3,400名を対象に実施した年次報告書『The State of Ransomware 2025(※1)』によると、ランサムウェア攻撃の根本原因のうち37%(悪意あるメール19%、フィッシング18%)がメールを経由したものであることが明らかになりました。
この傾向は他社の調査でも顕著であり、Acronis(アクロニス)の調査(『Acronis Cyberthreats Report(※2)』)では、メール攻撃の検出数が前年比で293%急増しています。特にアジア地域では深刻化しており、企業の56%が過去1年以内に攻撃被害を経験していると報告されています。

出典
※1 Sophos Ltd.The State of Ransomware 2025
※2 Acronis International GmbHAcronis Cyberthreats Report H1 2024

攻撃者は、企業を装ったメールや、偽の契約書通知メールを送信し、添付ファイルやリンクを通じて感染を広げます。多くのサービスではメールアドレスさえあれば誰でも無料アカウントを作成できるため、攻撃者が“正規ユーザーを装う”ことが容易なのです。

DocYouでは、契約や書類の送受信をすべてDocYou内のアカウント間通信で完結させ、メールを利用しません。さらに、アカウント作成も本人確認済みの有償アカウントからの正式な招待経由でしか行えません。

この構造により、
・攻撃者が不正アカウントを作れない
・なりすましによる感染メールを送信できない
・メールそのものが攻撃経路にならない
という、システム的な防御層を構築しています。

DocYouの「メール非依存設計」は、ランサムウェアの“最初の一通”を防ぐ有効な盾です。

なりすましを防ぐ招待制アカウント

本人確認済みの有償アカウントを基点にした信頼構造

DocYouのアカウントは、本人確認済みの有償アカウントを基点に管理されています。無償アカウントは、その有償アカウントからの正式な招待を経て初めて作成できます。

この設計は、一見「手軽さ」に欠けるように見えるかもしれません。しかし、メールアドレスだけで誰でも登録できる仕組みでは防げないなりすまし・不正登録・攻撃者潜入のリスクを根本から排除するものです。

正規企業同士の信頼関係を起点とした閉じたネットワークこそが、DocYouが提供する電子契約の“構造的安全性”の核心です。

契約書上で安全にやり取り

DocYouのメッセージ機能でメール不要のコミュニケーション

契約書に関する問い合わせや修正依頼をメールで行うと、その本文や添付ファイルを通じて情報が外部に漏れるリスクがあります。

DocYouには、書類単位で取引先と直接コミュニケーションできるメッセージ機能が標準搭載されています。

すべてのやり取りはDocYou内で完結し、外部メール送信は一切不要。メッセージは契約書と紐づいて自動保存され、監査証跡やコンプライアンス対応にも有効です。

「契約内容」と「やり取り履歴」を同じ安全な環境で管理できる――これはDocYouならではの利点です。

承認と通知で内部統制を強化

管理者通知と承認ワークフローで操作を可視化

DocYouは、契約送付・承認・重要操作が行われた際、登録された管理者全員に自動通知を行う仕組みを備えています。

また、内部承認機能により、社内の承認手続きをDocYou上で完結。「誰が」「いつ」「何を承認したか」を一目で確認できるため、内部統制・監査対応を強力にサポートします。

DocYouは、人的確認に依存しない“構造的統制”を提供し、組織全体の情報ガバナンスを支えます。

ISO認証によるセキュリティ証明

DocYouはISO27001・ISO27017を取得し国際基準に準拠

DocYouは、サービス提供においてISO/IEC 27001(情報セキュリティマネジメントシステム)およびISO/IEC 27017(クラウドサービスに関するセキュリティ管理策)の認証を取得しています。

ISO27001は、組織全体で情報資産を守るための管理体制を評価する国際標準です。また、ISO27017は、クラウドサービス提供者としての安全運用を定めた認証であり、クラウド上でデータを扱うDocYouにとって極めて重要な信頼の証です。

これらの取得により、DocYouは「組織的・技術的なセキュリティ対策」「継続的なリスク評価と改善プロセス」「データ保護のための管理措置の実践」を公的に証明しています。

電子契約・電子取引サービスの選定おいて、担保されているセキュリティレベルを確認することは非常に重要な要素となります。

導入時の投資が信頼を守る

初期設定の「手間」は将来のリスク回避につながる

営業現場では、「すぐ使える」「メールで完結できる」といった理由から導入時に簡易な方式が選ばれることがあります。しかし、その手軽さが将来的なリスクを拡大させることも少なくありません。

DocYouのアカウント指定方式招待制構造は、導入初期に取引先登録や権限設定などの準備を必要とします。それは単なる手間ではなく、企業の信頼を守るための設計投資です。

“便利さを選ぶか、信頼を守るか。”
この判断は現場ではなく、経営の責任です。

DocYouは、経営判断に値するセキュリティと信頼性を備えた電子契約基盤です。

まとめ|信頼を設計するDocYouの電子契約

安全と効率を両立し、企業価値を高める新しいスタンダードへ

電子契約は、業務効率化やスピード向上を実現する便利な仕組みですが、誤送信やなりすまし、ランサムウェアなどのセキュリティリスクへの対策は欠かせません。導入にあたっては、単なる「注意」ではなく、構造的にリスクを排除できる仕組みを選ぶことが重要です。

DocYouは、メール非依存の設計やアカウント指定方式、招待制アカウント構造などにより、誤送信や不正アクセスを防ぎます。さらに、ISO27001・ISO27017認証を取得し、国際基準に準拠したセキュリティ体制を整えています。

電子契約の利便性を最大限に活かしながら、長期的な安全性と企業の信頼を守るためには、こうした「設計による安全性」を備えたサービスを選ぶことが不可欠です。

DocYouは、スピードだけでなく「安心して契約を交わせること」を新しい企業価値と考えるすべての組織のための、信頼のプラットフォームです。

\はじめてでも安心して使える電子契約/

DocYouは、誤送信やなりすましを“人の注意”ではなく“仕組み”で防ぐアカウント指定方式を採用。
電子契約を安心して利用できる設計が企業の信頼を守ります。

まずはお気軽にチェックしてみてください。

※本記事は2025/12時点の情報です。